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2012年7月12日木曜日

言い訳。


もう本当にありがたい事なんだろうけども、情報革命によって世の中に情報が溢れてくれたおかげで、消費しても消費しても無限に近いくらいに情報、コンテンツがあり余ってますよね。見なきゃいけない映画、アニメ、ドラマ、バラエティ、読まなきゃいけない漫画、小説、ビジネス経済実用書、調べるべき趣味娯楽、ニュース教養、時間がいくらあっても足りないですよね本当に。

で、そのおかげというかそのせいというか、「知っていなければいけない事」というものがものすごく少なくなってしまったように思います。全ての上澄みをすくう、いわゆるマスというものがあまり意味を持たなくなり、それぞれがそれぞれの分野のものを楽しむようになると、興味の矛先が違う人と話題がないっていうのはもう当たり前の話になってしまいました。俗に言う共通体験を持たない世代としての僕らは、自分のグループの人間とは深く付き合うけども、それ以外の人間は正直どうでもよくなってしまいました。いやそれどころか、同じ人間でも特定の話題の際にしかコミュニケーションをとらない、この話題はこの人と、あの話題はあの人と、という話題を中心としたコミュニケーションをとるようになってしまいました。

そりゃあ人々はそうしたコミュニケーションを取りやすいネット上でコミュニケーションをとるようになるし、話題を中心としない、人間と人間とのコミュニケーションを避けるようになってきますよね。誰かとコミュニケーションを取る場合には人ではなく話題を中心に据えていて、そしてその話題というものがほぼ無限にある現代において、話題で繋がっている関係以外ではどちらかが歩み寄らないとコミュニケーションなど成立するわけがないのです。そして歩み寄るという事は「人と違う個性、自分の気持ちが大事なんだ」と言って育てられてきた僕たちにとっては「自分を殺す」ことに他なりません。自分を殺して生きるって事は、なんだかすごく不健康な生き方のような気がします。


それでも我々一般人はコミュニケーションを取らざるを得ません。さてじゃあどうしよう、っていうと結局の所、「水の流れにのって漂っていく」しかないような気がします。多くの人が色々なこだわりとか趣味趣向を持ってそれぞれに世界を持って生きているのであれば、自分自身はそういったものを持たず、周りの人たちの話に出てきたものを好き嫌いなくつまみ食いしていく。そしてそれを「自分を殺す」と考えるのではなく、楽しんで行っていく事が楽に、楽しく生きていく術なのじゃないのかなぁ、などと最近思います。ものすごく極端な事を言うと、自我ってもんを否定しちゃうのが一番気楽なんじゃなかろうか、って事になりますかねぇ。



と、これから「まどか☆マギカ」を見る言い訳を全力でしてみました。