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2012年7月8日日曜日

裏方組織を考える。

この前、サウンドハウス に行ってきて、音響機材やら照明機材やら色々と見てきました。

そしたらもう機材ってすげー安いのね。なんか勝手に専門機材っていうのはある程度高いもんだ、っていう先入観があったのでびっくりしましたよ。これ、50万とか100万とか出せばとりあえずは一通り揃うやん。



以前にやったUSTの放送でこれからのパフォーマンス業界はキャパの小さい(10~100人程度)ショーが乱立していくだろう、という予測を僕は勝手にしていました。がしかし、その兆しがいまいち見えない。うーん、どうしたものだろうか、と日々悶々としていたのですよ。

考えてみればそれはそのはずで、少人数でショーを行うっていうのは結構な手間なわけですよね。実際にやるパフォーマンスもそのショー用に考えないといけないですし、それ以外に集客やら箱探しやら音響だ受付だといったスタッフの事まで考えないといけないわけで。自分一人だけじゃないから台本のようなものも書かないといけないですし、お客さんに連絡したり、チラシ作ったり、サイトの更新したりと、ほんともうめんどくさい事のオンパレードなわけです。


であれば、そこいらのめんどくさい事を全部任せられる組織が、小規模のショーの乱立の為に必要な事なんじゃないの? って常々思ってたんですよね。

そこにきて前述したサウンドハウスで意外と必要機材が安いという事実を発見した僕は、これは裏方組織を考えてもいいんじゃなかろうか、などとふと思いました。というかそもそもそんな所って普通あって当たり前だろう、と思うも、少なくとも僕の生きている手品界という所では残念ながら「手品イベントの裏方の事ならお任せください!」と言って、本当に任せられる所というのは僕の観測範囲ではありません。

でもじゃあ現実の手品イベントってどういう風に運営されているかというと、主催組織の人間で賄える所以外は助っ人的にある程度経験のある人たちを呼んでなんとかしている、という現状です。
で、この「ある程度経験のある人たち」というのをもう少し具体的に言うと、「ある程度手品の事がわかっていて、実際のイベントスタッフの経験もあり、スケジュールに余裕があり、人に使われる事を厭わず、手品のイベントに手伝いに行ってもイベントを見ずに仕事に没頭する事ができ、それでいて交通費程度で来てくれる人」という恐ろしくハードルが高い人材が必要になるんですよね。つまり手品イベントスタッフに適任の人って「手品に詳しいけどそこまで手品大好きバカじゃなく、実務能力があって金と時間に困ってない人」というわけです。その結果、表に出ているマジシャン以上に希少な手品イベントスタッフというものはものすごく重宝されるので、結局どこにいっても同じ人が裏方で働いている、という状態になります。

僕自身が最近裏方的な仕事が多いので、どうしても穿った見方にはなってしまうのですが、どうもこの世界の裏方は大変で、希少で、非常に重要なのにぞんざいに扱われている、現実があるように思います。


個人的なショーをやりたいけど裏方的な事が面倒なパフォーマーと、いまいち報われない裏方とを同時に救う為には、ある程度しっかりとした裏方組織はどうしても必要だろうなぁ、と思います。でそれが実はそんなに労力なく作る事が出来る。うーん、気付いちゃったからやらざるをえないんだろうか・・・。
卵が先か鶏が先か、の話にしかならないんですが、現状でこういう組織を作ってもまず間違いなく割に合わない仕事ですし、でもこういう組織を作らない事には多分パイは広がらない。うーむ、やっぱり手品の世界の話をする為にはまずは手品師を増やし、手品師の関わるありとあらゆるパイを広げていくしかないのかなぁ。



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